日本オストミー協会沖縄県支部長 大城 松健

「オストメイト歴12年の節目に」

直腸がんの手術を受け、オストメイトになって早12年。月日の流れは速いものです。
その間、転移・再発もなくおかげさまで元気です。
オストミー協会に入会したおかげで、同憂者の方たちと悩み苦しみを分かち合い、常に新しい情報を取り入れ、ストーマケアも順調で完全に社会復帰しています。
毎月一回の定例会は琉球光和さんに場所を提供していただき、全面的なご協力を得て私たち会員オストメイトにとっては有難い事です。会にはWOCナースの方も毎回参加され、その度相談にも乗って下さり、大変助かっています。このように、オストメイトになった方は一人で悩まずにオストミー協会への入会をおすすめします。
オストメイトになってもストーマケアをしっかりと身に付け、社会復帰はできるのです。
そのためには、自らが積極的にストーマケアを学び勇気を持って社会に出て行くことが大切です。

山口博子さん(沖縄県那覇市在住)

〜出会い〜「人工肛門」って?何?

病名を聞かされる前に、お医者さんから聞いた最初の言葉でした。
私は、4年前に直腸癌になりました。血便=直腸癌=人工肛門を知らず、無知な自分を悔みました。
心配してくれた友人がネットで、「新肛門再建術」をやっている先生がいる事を教えてくれ、私は一人沖縄から栃木県の病院へ行き手術をしました。
「新肛門再建術」は、3期手術をします。1、ストーマ造設 2、陰部神経支配の新しい括約筋を作成 3、ストーマを閉じるで、2年と半年をかけて3回手術を行いました。
手術をする前、永久にストーマがいいのか?新肛門がいいのか?
新肛門になって便が垂れ流しになって生活に支障をきたしたら?
永久ストーマがいいのか?永久ストーマではどんな苦労をするのだろうか?
どちらが自分にとって、メリットがあるか?デメリットはなにがあるか?
とても、とても、とっても悩みました。術前は私の人生の中で最高に悩み悶々として(痩せることはなかったのですが、(-_-;))今振り返ると一番辛い時期でした。
結果どちらでもいいように、大腸に(左側に)一時的ストーマを造設をしてもらいました。先生も初めての試みだとおっしゃってました。
 お尻がお腹に引っ越ししただけだ、生きていけるのだから、ストーマに感謝、先生に感謝だ!と沖縄に喜んで帰ってきた私。
そこで、「さて装具はどこで購入してどうすれば?」と思いました。
私が沖縄で見てもらっている病院を訪ねると、看護婦さんが「西町にある琉球光和の賀数さんいう女性に会ってきて」とのこと。
購入しに行ってではなく、会ってみてとは?と思いながら翌日「琉球光和」へ向かいました。
私は、「どんなふうに装具の相談や購入をしようかな〜なんだか恥ずかしいなぁ〜」と思いながら琉球光和さんのドアを開けました。
すると、一人の女性が「山口さんでしょう?会いたかった」と迎えてくれました。
私の通う病院の看護婦さんから私の事を聞いていたとの事で、私が来ることを待っていたと言ってくれました。
彼女は、私の体験談を聞いてくれて、一緒に涙してくれました。
ストーマケアの事、皮膚に傷が出来た時どうすればいいのか?
ガードルを着けたいけど、何かあるのか?
私の気になる事、相談したかった事すべて答えてくれました。
とても嬉しかった。琉球光和さんは日本オストミー協会支部(患者会)と関わっているからオストメイトの気持ち、ケアの仕方がなんでもわかるのだなと思いました。ただ装具を売るのではなく、常に患者のそばにいて患者の気持ちを思ってくれる!それが琉球光和さんなのだ。出会えて良かった。感謝の気持ちでいっぱいです。
 私は2年前にストーマを腸にもどし、新肛門で生活をしています。
まだ漏らしたりすることもありますそれで、今は紙ナプキン等を購入しています。
現在私は、オストメイトではないけれど、オストメイトの方々と琉球光和さんといつもでもつながっていたいので、いまだにお付き合いさせていただいています。いまは予防のための検査が主流となっていますね。大腸検査だけでなく、そのほかいろんな検査を皆さんが当たり前のように検査をする社会になってくれたらな…と願っています。

那覇市立病院 理事長・院長 與儀 實津夫 先生(日本オストミー協会沖縄県支部顧問医)

「ハッピーストーマ ウェブサイト」のスタートに寄せて

那覇市立病院 理事長・院長 與儀 實津夫 先生 那覇市立病院
理事長・院長
與儀 實津夫 先生
 
地方独立行政法人 那覇市立病院 470床(一般病床) 地方独立行政法人
那覇市立病院
470床(一般病床) http://www.nch.naha.okinawa.jp

この度、「ハッピーストーマ ウェブサイト」 の誕生にあたり、心より祝福とお喜びを申し上げたいと思います。すでに(株)琉球光和よりオストメイト情報誌「ハッピーストーマ」が発刊されていますが、インターネット化によりオストメイトの疑問や不安についてさらに早く情報を得るチャンスが増える事になりました。
 
 ストーマ装具を扱う企業とはいえ、(株)琉球光和の「日本オストミー協会 沖縄支部」への熱心な支援とその拡大発展に対して、常々敬意を表しております。
私は、約30年間消化器外科専門医として多くの大腸・肛門疾患の手術を手がけて来ましたが、治療の為とはいえ、ストーマを造らざるを得ない患者さんも多く診てきました。その関わりの中で「日本オストミー協会 沖縄支部」の前支部長だった故金城清純氏の知古を得て同支部の顧問医として少しでも手助けになればと今日に至っています。
 
 ここ10年間は病院管理職に専念せざる得ず、手術をすることは無くなりましたが、幸いにも若くて優秀な後輩医師や医療人に恵まれ、那覇市立病院がさらに良質な医療を提供できる環境作りに勤しむ毎日です。今年は当院の念願でありましたストーマケア専門ナースの育成もなり、新たな体制で「ストーマ外来」の開設を果たすことが出来ました。オストメイトへの相談・ケア等、さらなる向上につとめて行きたいと思っております。
 
 最後に「日本オストミー協会 沖縄支部」顧問医として「ハッピーストーマ ウェブサイト」のますますの発展を祈り、あらためて(株)琉球光和の「「日本オストミー協会 沖縄支部」への支援・協力に期待したいと思います。

豊見城中央病院 副院長 城間 寛先生

オストメイトを支える“良い医療”を目指して

城間 寛 豊見城中央病院
副院長 城間 寛先生
 
豊見城中央病院(356床) 豊見城中央病院(356床)
http://www.yuuai.or.jp/index.php?id=8

豊見城中央病院では、いろいろな面で“良い医療とは”ということを問い続けてきました。 医療政策がコロコロ変わる現在の状況で、良い医療を追求することが困難であったり、判断しづらかったりすることも多いのですが、そのとき、一番判断を誤らない方法は、「この制度(方法)は、はたして患者さんのためになるものだろうか?」という事を自分に問いかけてみることだと思います。
 
これまでストーマについては医師も看護師もあまり注意を向ける領域でなかったように思いますが、患者さんにとっては、日々その事で生活の質も大いに影響してきます。
ストーマを持つ方々のためになることは何だろう?数年前からその思いが強くなり、当院でストーマ外来を立ち上げることになりました。
 
ストーマの事をまったくわからない中で情報収集すると、琉球光和さんに巡り合うことができ、ストーマケアに関する情報・経験が豊富である事がわかりました。
確かに、琉球光和さんはストーマケア製品を取扱っているので、その製品について精通していることは当然であり、必要条件です。 しかし、ストーマケアについての知識と情熱は、単にその商品を扱っている担当者だからという程度ではなく、自分がストーマの患者であったりその家族となったときに思うであろうこと、ひとつ一つを解決してあげようという強いエネルギーを感じます。
 
琉球光和さんの支援のおかげで、当院のストーマ外来は看護師が中心となり順調に立ち上がり、医師も支援しながら数年が経過しました。
当院のストーマ外来がどれほど患者さんの要望に応えているか定かではないですが、看護師さんたちがまとめた患者さんのデータや記録、カルテを垣間見ると、ストーマに関する患者さんの悩みやそれに対するアドバイス等が細かく記載されています。
それを見るたびに感じるのは、やはりストーマ外来の必要性です。
 
琉球光和さんは、ストーマ外来の立ち上げでとてもありがたい存在でした。
これからも患者さんのために“よい医療”を支えるパートナーであってほしいと思っています。

社会医療法人 敬愛会中頭病院 看護部長 翁長多代子

オストメイトのQOL向上にむけて

看護部長 翁長多代子 看護部長 翁長多代子
 
中頭病院(326床) 中頭病院(326床)
http://www.nakagami.or.jp/

このホームページの誕生を心待ちにしていた方は多かったと思います。
近年、ストーマの造設者は増加してきており、オストメイト個々に応じた対応が求められています。
しかし、まだまだオストメイトの方々へ、十分な情報提供・支援が出来ているとはいえず、県内各医療機関ともオストメイトの方々のQOLの維持、退院後への不安が軽減できるよう取り組んでいる状況が伺えます。
 
当院では、皮膚排泄ケア認定看護士の嘉手川を中心に、患者指導、スタッフ指導を行っておりますが、その中でもオストメイトに合わせた装具選択は重要な項目です。
(株)琉球光和は単に製品の販売だけでなく、オストメイトの状況に応じた商品の情報提供や、サンプルの提供、不安を軽減するための情報誌作成、講演会や患者会の支援など、オストメイトやそのご家族だけでなく、臨床現場の私たちにとっても、心強く思っています。 そしてその熱意に多くのオストメイトの方々が助けられたと思います。
 
今回のホームページ開設により、さらに情報提供の輪が広がり、オストメイトの方々にとって良い機会となることは間違いありません。私たちも今後オストメイト、医療機関、医療機器販売店の3者の連携をはかり、オストメイトを取り巻く環境の改善に向けて支援を行っていきたいと思います。

社会医療法人 敬愛会中頭病院 皮膚・排泄ケア認定看護師 嘉手川厚子

沖縄県支部オストメイトの方々との交流から13年

看護師 嘉手川厚子 看護師 嘉手川厚子

沖縄県支部オストメイトの方々との交流から13年が過ぎようとしています。
患者会は琉球光和の会議室で定期に開催されており、集うたび皆さんの笑顔が広がっていることに喜びを感じています。
 
琉球光和は、長期にわたり開催場所の提供や、オストメイトの方々を支援して頂いている企業です。当初沖縄県にはストーマ外来もなく、オストメイトの退院後の社会復帰に伴って生じる様々な問題に、オストメイトの方々や琉球光和の担当者が中心となってこたえていました。また、ストーマ装具のサンプル提供・ケアの仕方や工夫点の伝授を患者会で行うことで、オストメイトのみならず、その家族の支えにもなっておりました。
 
私は、平成8年日本看護協会皮膚排泄ケア認定看護師教育課程を修了した後、患者会をサポートしていた先輩看護師より、「専門的な立場で患者会の方々の支援をしてもらいたい。」と、想いの詰まったバトンを渡され現在に至ります。ストーマケアに専門的な知識、技術をもつ看護師という立場からのアドバイスが問題解決の糸口となるよう、オストメイト個々に合った適切なストーマケア確認の場として活用してもらえればという想いで関わって参りました。
 
また一方で、私が退院後のオストメイト方々の生活を知り、入院時から退院そして社会復帰までの想いや経験談を聴かせて頂く貴重な機会となり、それは自施設でのオストメイト指導にも参考になっています。今後も、オストメイトの皆様が術前と変わらない生活の質を維持できる関わり、問題解決への支援ができるよう力になりたいと考えております。

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